短編ドキュメンタリー「Conflict in Cusco」
2024.06.01 Update
初夏に入り、夏を感じる季節となってきました。
さて、本日は5月31日に公開されました、短編ドキュメンタリーフィルム「Conflict in Cusco」 directed by Koyo Sasakiについて紹介したいと思います。
以前のブログ等で何度かお話ししているのでご存じの方は多くいらっしゃるかと思いますが、2022年の12月に佐々木は日本テレビ「笑ってコラえて!」での密着取材を兼ねてペルーへ渡りました。
「笑ってコラえて!」では主に撮影の裏側、佐々木の自由闊達な撮影スタイルを主に取材されましたが、約1年半の時を経てついにその時に撮影した映像の作品が完成しました。
佐々木の渡航は狙ってる?と思われらるぐらい想定外の事態が多く発生します。
今回もちょうどペルーにて大規模なデモが発生しました。
今回のタイトルは「Conflict in Cusco」。日本語に訳すとペルーのクスコで発生している対立。
この短編ドキュメンタリーでは、人々の熱狂を捉え、クスコの豊かな文化、サント・トマスでのユニークな祭り、そして元大統領の拘留後の抗議活動を紹介しています。
喧嘩祭り
佐々木がクスコで見つけたユニークなお祭りが通称「喧嘩祭り」。映像を見ていただければわかると思いますが物理的に喧嘩する(男女問わず殴り合い!?)をする大規模なお祭りです。
このお祭りはただの喧嘩が目的ではなく、本当にお互いが抱える問題を殴り合った後に仲直りして解決するという目的があります。
ご覧の通り、喧嘩終了後にはハグをしています。
「対立」とは?
クスコでの大規模デモについて、日本のテレビなどでは危険・過激だというイメージで強く描かれていましたが(実際、一足先に帰るはずだった日テレの撮影クルーはこの影響で帰国できずでしたが)、一部で暴動化したとしても、実際はみんな思い思いに抗議活動をして政府と「対立」をしていただけなのです。
クスコの人々は非常フレンドリーで温かい人々が多く、伝統を守りつつ、素晴らしい文化と共に生活を送っています。
そんな自分たちの生活のために、抗議活動という形で「対立」をしていたのです。
もちろん人や物を傷つける「対立」が良いと肯定するわけではありません。
ただし、対立には喧嘩祭り同様に目的があるのです。
クスコの人々はクスコの大自然、歴史ある文化のように壮大な心を持ち、本当に素晴らしい人々です。
クスコの大自然や遺跡、歴史ある文化が残り、今でも大事にされているということは、彼らが自分たちの意志を大事にする人々だということを意味するのではないでしょうか?
この映像から人々の生活、文化、自然や歴史的景観を楽しんでいただくだけではなく、
自分の意志を持つことの大切さも学んでいただけたら幸いです。
◆おまけギャラリー◆
~クスコの様子と人々~
Category : ブログ
Tags : Video Production , Drone Shooting , ペルー , クスコ , Conflict in Cusco