テレビ番組でのドローン撮影の裏側
2023.01.13 Update
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、昨年は様々な現場で撮影や配信に携わらせていただきました。そこで、昨年携わった案件から、少しですが現場の裏側をお見せしたいと思います。我々がどのようなことをしているのか、どのようなポリシーを持って活動をしているのか知っていただければ幸いです。
まず、新年一発目ということで、今回は1月2日にフジテレビで放送されました『お笑いオムニバスGP』から少しご紹介できればと思います。この番組ではドッキリの撮影をドローン空撮でおこないました。
昨年11月中旬、お台場フジテレビの屋上庭園に向かうと、そこにあったのは巨大ヌルヌル階段。名前の通り巨大なセットで、その全貌を撮影するためにドローンは欠かせません。
早速テスト飛行。
しかし、すぐ横は海で場所は屋上。風が強く、ある程度は風に強いドローンも横に流れて行ってしまいます。さらに、配信を見ていただければわかると思いますが、芸人さんたちが滑り台を滑るスピードはなかなか速く、計算して飛ばさなければなりません。飛ばせる範囲が狭いなか、ディレクターと「話し合い」、画角を調整していきます。
ただ、指示をそのまま受け取るのではなく、我々の経験と知識を活かして、できる範囲でより良いものを提案していくのが私たちです。これができるのは高いドローン技術だけではなく、幅広い映像に関する知識があるからです。だから「話し合う」のです。
そして、本番。
今回はドッキリ番組です。つまり、ターゲットとなる芸人さんにバレないようにしなければならないだけではなく、一発勝負の撮影となります。そのため、実は裏ではかなりの緊張感をもって撮影しています。
撮影は無事成功しました。我々の撮影した映像は、セットのインサートと芸人さんが滑り落ちるシーンで使われております。
我々がテレビ番組の撮影で大事にしていることは、一方的にならないようにすることです。例えば、ディレクターからの指示から意図を読み取って、画角だけでなく、何をどのような目的でどのように写したいのかを理解する。それを撮影にただ反映するだけでなく、相手の意図を読み解き、何が最善かを常に考えること、そしてそれを伝えることも重要だと感じています。そのため、コミュニケーションを大切にしています。
今回はドローン撮影でしたが、弊社ではドローン撮影のみならず地上カメラでの撮影もおこなっております。詳しくはコチラをご覧ください。
Category : Drone
Tags : Drone Shooting