ドローン空撮の未来とは?
2023.07.27 Update
NAVAといえば?佐々木光洋といえば?
と質問すると、おそらく…「ドローン」と答える方が多いでしょう。
弊社代表の佐々木は日本屈指のドローン空撮アーティストです。
今年3月放送の「笑ってコラえて!」をご視聴いただいた方はご存知かと思いますが、ドローンが存在する前から空撮を行っていたり。つまりは空撮映像のスペシャリストなのです。
そんな佐々木が今回、Drone Movie Contestの審査員を務めました。
Drone Movie Contest 2023
JUIDA(一般社団法人日本UAS産業振興協議会)とデジタルハリウッドが主催の「Drone Movie Contest 2023」。こちらは日本で1番大きなドローンのムービーコンテストです。佐々木はこのコンテストの審査員を務めました。また、今回は優秀賞、審査員賞の他に「佐々木賞」という賞も用意されました。
6月26日(月)~28日(水)に行われた日本最大のドローン展示イベント「Japan Drone 2023」にて表彰式が行われ、佐々木も登壇いたしました。そこでの佐々木の総評を紹介したいと思います。
当初、ドローンは特殊なカメラという位置付けでした。それは2010年代の話です。それから10年以上が経ちました。今ではどうでしょうか。あらゆるメディアで、ドローンの映像を見ない日の方が難しいでしょう。今やドローンはカメラとして定着し、一般化してきたと言えます。もう視聴者はドローン映像を真新しく感じてくれなくなりました。
では、どうすれば良いでしょうか?
そして、もう一方ではドローンのカメラ性能が向上したことで、誰もが高いクオリティの絵が撮れるようになってきました。
では、どこで差をつければ良いのでしょうか?
今回受賞された方、そしてノミネートされた方、それぞれがこの難しい課題に取り組んでこられたと思います。そしてその答えが、みなさん見ていただいた作品だと思います。
非常に難しい中、挑戦していただいた方の健闘を讃えます。
そして今後エントリーしたいと考えている方、逆に考えるとこれはチャンスです。
次回に向けて、より楽しめる作品が集まることを期待しています。ありがとうございました!
佐々木と「佐々木賞」受賞者の佐野さん
ドローン空撮の未来
今回、このブログでお伝えしたいことは、ドローン空撮の未来です。
佐々木が総評で言っていたとおり、ドローンの性能が上がり、誰でも美しい映像を撮ることが可能となってきました。
「どこで差をつければいいのでしょうか?」
これが非常に重要になってきます。
ドローンでダイナミックな映像を撮る、綺麗な映像を作るということはもう通用しない世界になってきているのです。
では、なぜドローンを使うのか。
その答えは、「なんのためにその作品を作るのか」というところに辿り着くと思います。
つまり、映像を作るだけでなく、それがなんの役割を果たすのか。そこまで考えなくては、ドローンを使う意味は見出せません。ここまで考えなければ、ダイナミックで綺麗な映像を撮るだけになってしまうのです。
もちろん、「ダイナミックで綺麗な映像を撮る」ということが悪いわけではありません。それを求めている人もいますし、それを撮りたい人もいます。その人の中で撮影する理由、映像を欲する理由があれば良いのです。
まとめると…。
ドローン映像の未来は、
1. ドローンという機材の普遍化
2. ドローンの高性能化
つまり、誰でもダイナミックで美しいドローン映像が作れるようになる。その中でもドローンを駆使していくためには、差をつけなければならない。
そのためには、なんのために映像を作るのか。なぜドローン映像が必要になるのか。ということ考えることがファーストステップであると考えます。
ドローンに限りません。近年、様々な種類のカメラが登場していますが、それぞれでも同じことが言えます。
良い包丁は、美味しい料理を作るための、良い調理器具ではありますが、だからと言って必ずしも美味しい料理が出来るわけではありませんよね。
また、見た目が良い料理が必ずしも美味しいとは限りませんよね。
良い映像を作る際の機材は良い調理器具に当たります。
良い映像を作るためには完成図だけではなく、その役割まで考える必要があるのです。
今後、機材の性能に頼らない映像作りをするための、佐々木直伝のアドバイスやコツを伝えていける機会を作っていきたいと思いますのでお楽しみに!
審査員とファイナリスト
Category : ブログ
Tags : Drone Shooting , 空撮 , 映像技術 , DroneMovieContest2023